■最終回


撮り溜めた写真をながめていてふと思いました。

 「せっかく沢山撮ったのでホームページを作って群馬用水を紹介しよう。」

と。

それまでも用水については結構な時間をかけネット検索しましたが
詳しいサイトを見つけるまでに至りませんでした。

ストリートビューの様にはいきませんが行った気になってもらえればそれでいいかな?
的なスタンスでとりあえず制作を開始しました。
写真もそれなりに撮るようにしましたので枚数もかなりの物となりました。
(ちなみに気に入らない写真や取り損ねた写真がある場所には後日、再訪して撮影しています。)

そうこうしてホームページ作成も終盤にさしかかる頃、地図と写真を照らし合わせていたとき
何かがおかしい事に気づきました。

 「写真が足りない」

自転車と一緒にガッツポーズで撮った写真、これが最後です。
でも地図にはまだ先に用水路は続いています。
でも写真はその手前で終わっています。
一瞬何をどうミスったのか分からなかったのですが輪行時に持って行った地図を引っ張り出して
チェックしてみました。
そしてその地図を見た瞬間、全てを察しました。

地図を印刷したときに最後の方の用水路部分(馬場開水路分)がちょうど収まり切らなかったので
その部分だけ地図の裏に手書きしました。

そこだけを印刷するのも紙がもったいないし。

その際に目印となる池の位置をミスったため、そこが最終地と勘違いしたのです。
池の位置を道路一本ズレて手前に書き込んでいます。

 「やっちまったなぁ・・(∩´?`∩)」

ということでこの瞬間まさかの現地再訪が決定したのです。

  

そして一月後、馬場開水路にやってきました。
一応地表面を流れる用水路の最終開水路となっている場所です。

季節柄、畑にまかれた牛さんのアレの強烈なアレに耐えながらの探索です。
さすがに最終開水路だけにいろいろな機械があります。

水深を測る機械にゲートを上げ下げする機械。
そしてコンクリート柱に取り付けられたアンテナと避雷針。
隣の「粕川」に水を流すためのマンホールもあります。

用水はこの後、地下導水管を通って桐生市大間々の早川貯水池へと流れその役目を終えます。

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